記事一覧

アイフルのステータス向上に貢献するライフ

ライフは00年の破たんから5年が経過、今では消費者金融大手のアイフルを連結業績で業界トップに押し上げる有力子会社になっています。

ライフは00年5月、メインバンクだった長銀の破たんで資金繰りが急速に悪化し、会社更生法を申請しました。信販大手の一角で他の信販大手同様、バブル時代の不良債権という「負の遺産」はあったものの、経営は順調だっただけに、活発な買収合戦が繰り広げられました。GEキャピタル、アイフル、シティバンク・新生銀行・プロミスの3社連合、オリックス・スルガ銀行・AIGの4社(連合)が激しく競い、01年4月に消費者金融大手のアイフルが傘下に収めました。実は、GEキャピタルの買収でいったんは決まりかけましたが、直後に再検討を表明して再出馬したため、ライフの支援先は混沌とした状況が半年程度続いた経緯があります。

当時は、業界4位だったアイフルが数千億円という巨費を投じてライフを買収したことに対して、消費者金融業界では「あまりにリスクが大き過ぎるのではないか」と危惧する声もありました。しかし、アイフルは「賭け」ともいえるこのM&Åにより、連結業績で業界トップに浮上、結果的にこの買収劇は成功を収めたといえます。

ライフは52年、「広島職域指定店会」として広島市で誕生、76年に現社名に変更しました。現在は、アイフルの連結子会社で非上場企業になっています。

同社はもともとキャッシングにも強く、全国に200店舗以上設置している消費者ローン窓口コーナー「ライフキャッシュプラザ」は、以前から信販業界でも注目されていました。ここにアイフルの与信ノウハウを得たことで、キャッシュプラザで扱う「プレイカード」の収益が増加しており、アイフルの消費者金融業界におけるステータスの向上(連結業績)に大きく貢献しています。

また、ライフは量販店などとのカード提携に強い会社としても知られており、発祥の地である広島の大手家電量販店「デオデオ」とは、1社独占の提携カードを発行しています。現在はオートローン、不動産担保ローンなど、長期分割払いの個晶景茉からは撤退しており、採算分野と不採算事業の切り分けを明確にすることで高収益を確保し、業界でも有数の優良企業に生まれ変わっています。

05年7月には、アイフルが筆頭株主となった東日本銀行と提携して、クレジットカード一体型キャッシュカード「バンク・アライアンス・カード」を発行し、注目を集めています。