記事一覧

リボ払いで収益アップ

クレジットカード会社の収益源は限られています。年会費、加盟店手数料、金利収入が主な要素ですが、もっとも利益の見込める金利収入の割合はまだ小さなものです。そこで、この収益構成を変えようと各社はリボ払いの普及に力を入れています。というのも、ショッピング払いのうちの9割近くを占めるのが一括払いであり、リボ払いは全体の10%に届かないほど小さいからです。

一括払い(チャージ払いともいう)は、最長55日間無利子で立替払いをしてくれるため、利用者には最高の支払方法なのですが、カード会社にとっては、ほとんど利益にならないボランティア活動のようなものです(平均3%の加盟店手数料が入ってくるだけ)。それに対して、13%を超える金利収入が見込めゐリボ払いは大きな収益分野といえるでしょう。日本のカード会社に比較すると、欧米の銀行やカード会社は、リボ払いの比率が7割もあり、その金利が銀行やカード会社の経営を支えるという構造になっています。

リボ金利中心の収益構造なのです。たしかに、米国ではクレジットカードというと、VISA、マスターのリボカードをさし、一括払いのカードは別にチャージカードと呼んだりしています(アメックス、ダイナースがこちらのグループ)。そして、実質年率10~15%というリボの金利収入が銀行を潤しています。そのため、法人貸付けに特化して不良債権を多く抱え込んだ日本の銀行と違い、欧米の銀行は安定的な経営を実現できるのです。